東京滞在中は移動に都バスを良く利用します。
池袋までの行きのバスでの出来事①
足立区という場所柄なのでしょうか、利用者の二割三割が中高齢者や杖を使っている方。
私の乗るところはまだ空いているので座れます。ですので、座ります。
停留所に着くたび乗ってくる人たちは高齢者です。空席が塞がったのでお婆さんに席を譲り私は出口付近で立ってました。
バスはどんどん混んできました。違うお婆さんが、ブザーを押したのか押さなかったのかわかりませんが、停留所で「降ります」って言っているのにドアが開きません、、、そこに立っていた私は大きな声で「おりま〜す」って言ってあげた。2回も。
ドアが開いたらそのおばあさん、何回も何回お辞儀して降りて行きました。あ〜よかったね。ドアが閉まってもバスに向かってお辞儀してた。私に向かってかな?
出来事②
バス内はそこそこ混んできましたが、困っていそうな方はいなかったので座ってました。
そこに杖を使ったおじさんが乗ってきましたが、前の方に座っている人は誰も譲ろうとしないではありませんか。
私は真ん中くらいでしたのでおじさんを呼び止め「ここ、座ってください」
これまではいつもの事。次で終点という時におじさんの隣が空いたので、私に「座れ、座れ」って言ってきました。
「次ですからいいですよ〜」
そこから終点までが結構道が混んでいたので、おじさんとの会話が始まってしまいました。
おじさん、「今の若いもんは人の杖を蹴飛ばしても平気なんだね」
私、「大丈夫でしたか?」
東日本の震災で津波に流され流されて大怪我を負ったそうです。奥さんと娘さんを亡くし一人ぼっちで生きて行く気力も無くなってしまったそうです。昨年頃からやっと立ち直って頑張って生きようとしているということです。
「お気の毒に、、、」としか言いようがありませんでした。
終点で「お大事に。頑張って下さい」とお別れしました。
昨日のブログでもそうですが、この黙っていられない自分っていつからなのか、、、?
私も、ついに!おばちゃんになったって事か、、、
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